screen 0,320,240
a=0
repeat 5
a=a+1
loop
pos 100,100
mes a
前回に引き続き今度は2行目のa=0について解説します。
これは変数です。
イメージとしては a と名前のついた箱を用意して、その中に0という数字を入れたという感じです。
プログラムは計算をすることで様々なことができます。
その第一歩が変数を理解することです。
実はHSPではC言語のようにきちんとした定義をしなくても勝手に認識してくれます。
これがよくわからない人は聞き流してください。
さらに、このa=0という記述は無くても問題なく実行できます。
試しに2行目を消して実行してみてください。同じ結果になります。
きちんとした定義をしなくても、aを変数だと、認識してくれます。
aという文字は基本的になんでも構いません。例えばb,aa,a1など。日本語でも大丈夫です。(変数,箱1など)
ただし、命令として使用される語(mes,screenなど)や数字から始まる語(1a,4bなど)は使えないので注意してください。
ところで、4行目に注目してください。
a=a+1
これを見て、変だと思った方、プログラムの世界に数学は通用しません。
aはaに1を加えたものという意味です。
さらにわかりやすく言うと、
新しいaはこれまでのaに1を加えたもの
こうなります。
また、a++でも同じ意味になります。
さて、はじめはa=0でa=a+1のあと、aにはどうなっているのでしょうか?
プログラムでは、a=0+1という計算を行っていますので、a=1となります。
このように、プログラムの中で変化される数が変数と呼ばれています。